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一期一会の野鳥たち

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2010年 08月 06日

あらためてバードウオッチング・・・

初心に帰って何はともあれ、鳥撮りのマナー、モラルを持って野鳥観察したいものです。

7月13日付の信濃毎日新聞の記事です。
“アカショウビン撮影にカメラの列 野鳥に与える影響懸念”
 ◆北信地方の林に今年も飛来した野鳥「アカショウビン」のつがいを撮影しようと、大勢のファンが訪れ、繁殖への影響を心配する声が上がっている。管轄する北信森林管理署(飯山市)は11日、巣に最も近く、ファンが集まる場所に「撮影禁止」の札を掲げたが、法的根拠はなく、12日も職員が巡回するまではカメラがずらり。関係者は、関心の高さは歓迎しながらも保護との両立に頭を悩ませている。
 12日午前7時半。つがいがすむ林には既に50人以上が集まっていた。林を縫う木道のうち、巣まで約25メートルと最も近い場所の手すりには「撮影禁止」の札。しかし約40人が三脚を立て、アカショウビンが羽ばたくたびに、シャッターの連続音が響いた。
 県内で絶滅の危険が増大しているとされるアカショウビンは、独特の体色からファンあこがれの野鳥だ。生息地の情報は口コミやインターネット上で簡単に入手できるという。埼玉県川越市の男性(70)は「体が鮮やかな赤できれい。見られる場所も少ない」と撮影に来た。
 北信森林管理署によると、この林では2007年にも営巣しかけたが、途中で姿を消した。08年はカメラの放列にさらされながらも繁殖に成功。今年は雄が5月下旬、雌が7月に入って飛来し、今は産卵前の大事な時期という。
 飛来とともに訪れる人が増え、6月下旬の週末は100人近くがカメラを構えたという。同森林管理署は「あまり人が集まると、つがいが警戒して巣を放棄してしまうかもしれない」と懸念するが、撮影を禁じることはできない。「禁止」の札は苦肉の策だ。
 「アカショウビンにとって大切な時期です。分かりますよね」。12日朝、林を訪れた森林管理署職員は、札がある木道に三脚を立てた人たちに、巣から約40メートル離れた場所から撮るよう呼び掛けて歩いた。多くは応じたが、中には「25メートルと40メートルで何が違うんだ」と言う人も。
 横浜市の男性(65)は「希少な鳥を守りたいという思いは分かる」としつつ、「せっかく遠くから来るので、良い写真を-とつい夢中になってしまう」。日本野鳥の会長野支部長の小柳守男さん(71)=上田市=は「注意を喚起しても強制力があるわけではなく、ファンの良識に任せるしかない部分もある」と話している。◆


皆さん、どのように思われますか?
こんな光景は野鳥観察していればよく見かけることがあると思います。

鳥見始めて未だ日も浅いですが、常識、モラル上問題ではないかと見聞きしたことをいくつか思い出しました。
①撮りやすいように、枝被れ、葉っぱ被れのないように被写体近くの枝や木を倒したり、切ったりする。
②断りもなくカメラを構えている人の前に出てきて撮る、そのために既に構えているこちらは、そのひとの頭しか見えない。
③歩道を一方的に遮断して撮影場所を確保する。
④既に張ってあるロープを乗り越えて柵内に入って撮る。
⑤営巣場所を探して孵ったヒナを持って帰る。
 ・オルルリを飼いたいといって町の鳥屋に行くと、近いうちに入るとのことで行ってみると8000円で買えたらしい。このオオルリは恐らく営巣場所を探して孵っているヒナを持って帰ってくる輩がいるらしい。
 ・ある大きな森林公園内のアオゲラの営巣場所で雛が孵ったのを確認し、翌日にその公園管理員が行くと何とその樹が切り倒されてしまっていた。

「自然環境の中にいる、ありのままの野鳥を観察する」というスタンスで常識ある、モラルのあるマナーで“撮らせていただく”という気持ちで、あらためてバードウオッチングをしていこうと思っております。
要は「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の気持ちで、いつもこれで良いのか考えながら撮ってみようと。

この北信地方で6/1に撮ったアカショウビン、この時も柵内に入って撮っていた輩もいたが。
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by ai_and_ai | 2010-08-06 18:52


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