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一期一会の野鳥たち

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2013年 10月 17日

海外遠征第18弾・・・その他いろいろ(2)と・・・最終・・・

ムギマキにマヒワまでやって来るようになってきました。これから冬鳥が楽しみですね。
今回の投稿で台湾での海外探鳥シリーズを終わることになりました。

①朝からヤイロチョウのポイントで待つも出て来ないようなので午後から移動しようと車のところまで戻る途中で出会った。
あっ・・・コゲラや・・・っと思っていたら詳しい鳥友がセグロコゲラ!っと。そういえば背中が黒っぽい、いつもよく見るのとは違うような。
コゲラより大柄のようだが、遠い位置に居て違いがよく分からず、棒に摑まってジットしてるだけでもう少しポーズをとってくれたらよいのに・・・。背中の模様が違いますね。

セグロコゲラ 英名:Grey-headed Pygmy Woodpecker

体長:17cm。コゲラ(15cm)よりやや大きい。日本のコゲラより背の白い模様が少ない。
背中を撮ろうと少し粘っていたんですがこれくらいしか見せてくれなかった。移動の時間が迫ってきたので後にした。

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②タイワンオナガと同じように何処に行っても見られました。何時でも撮れると思って後回しになっていましたら結局余り撮ってなかったよう。

クロヒヨドリ
全長約24cm  雌雄同色 台湾に留鳥として分布しているようです。
ほぼ全身が黒く嘴と足は真紅なので、とても目立つ鳥さんでした。
美味しそうに実を啄ばむ姿は、やはりヒヨドリさんですね。
でも、日本で見られるヒヨドリよりは綺麗だなと思いました。

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③高~い木の天辺付近に何やら止まってるのが見えた。とりあえず撮っておこうと・・・鳥友に聞くとミドリカラスモドキだって・・・
カラスモドキなる和名を与えられているけれど、実はムクドリの仲間。それにしても「モドキ」という命名はずいぶんと失礼千万なのではないかと思う。
ある人によれば「モドキ」は必ずしも「偽」や「疑」を表すわけではないそうだ。むしろ動詞の「もどく」(非難する・抵抗する)に由来するのだそうだ。ならばカラスモドキはさしずめ「カラスじゃないぜ」という意味になるのかもしれない。

ミドリカラスモドキ
全長:19~22cm ムクドリ科。バングラデシュ、ブルネイ、インド、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピンなどに分布。
尾羽は角尾で短く、雌雄同色。成鳥は全体が光沢のある緑色みを帯びた黒色で、虹彩は赤色。嘴や足は黒い。若鳥は上面黒褐色で少し緑色光沢を帯び、下面は白くて暗色の縦斑があり、幼鳥は上面が褐色である。
繁殖の時期は2月から8月で、キツツキが作った古巣や、樹洞、壁の穴などに営巣し、3個の卵を産卵する。卵は青色をしていて、暗色の模様がついている。

幼鳥???
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これは成鳥のよう。虹彩は真っ赤ですね。
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④谷関温泉地に行く途中の耕地でハトっかと思っていたらこれは日本では見られないと言うんで早速降りて静かに近づいた。慎重で少しの音でも飛んで行ってしまう。あまり近づけない。見たのは電線どまりばかり・・・枝止まりを見たいんですが・・・

ベニバト 英名: Red Turtle dove
全長約23cm。雄の成鳥は名前の通り、体色が紅色。頭部と頸が青灰色で、頸の後部に黒い帯がある。翼と背中は赤味のある灰褐色。雌の成鳥は、全身が灰褐色で一見シラコバトと似ているが、体が小さいことと足が暗褐色であることで区別できる。
中国の中部から中央アジア東部で繁殖し、冬にはインド、東南アジア、台湾に渡る。渡りの時は、まとまった群れを作る。
日本には数少ない旅鳥または冬鳥として、西日本に渡来する。南西諸島では、ほぼ毎年記録されている。

小雨模様になってきました。
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右はメス???
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【今回の台湾探鳥を振り返って】
初めての海外遠征でした。ベテラン揃いの方々にお世話になって4人で行ってきました。こちらが撮影できたのは31種でした。
台風直撃という悪条件で当初行く予定であった阿里山、大雪山にはガケ崩れで行けず阿里山にも大雪山にも宿泊できずでした。帰る前日になってようやく大雪山開通とのことで何とか半日ほどの時間でしたが大雪山での鳥見が出来ることになったのはラッキーでした。時期的には遅いのかもって思っていた狙いのコウライウグイスもヤイロチョウも見れなかったがこれは又の機会においておこう・・・
見るものすべてが初見でしたので驚きの連続でした。4泊5日の短い探鳥旅行でこれだけ多くの種類の野鳥観察ができたのは、早い準備段階から鳥見計画を立てていただき、現地での思わぬ計画変更にも臨機応変に対応していただいたリーダーはじめ野鳥識別などお世話いただいた同行の皆さんにあらためて感謝申し上げます。
また、「海外遠征第○○弾・・・」と称して長々と続けたシリーズをご覧になって頂いたた皆さん、有難うございました。
撮った野鳥殆ど全てを投稿させていただきました。そのためピントはずれ、ボケたもの、なども多々あったかと思いますがお見苦しい点があったことをことをお許しください。

野鳥はいつ何処に出現するか分からない。確実に見られる保証もない。野鳥との出会いがいつも新鮮な驚きを与えてくれるのは人間の意志ではどうすることも出来ない、何かが、”運”が介在するからだろうか・・・その一瞬を逃すまいと懸命に目を凝らし、鳴き声に耳を傾け、野鳥の気配を探していると、鈍っていた五感が研ぎ澄まされていく・・・っというらしいが中々そんな境地にはなりませんが、いつもワクワク、ドキドキ感を求めてこれからも探鳥していきたいと・・・。

by ai_and_ai | 2013-10-17 18:55 | 台湾遠征


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